◆「股関節のクッション」◆
投球動作の中で大切なのが、
ステップ足の着き方と体重を受ける場所です。
体重が流れてしまう多くの選手が膝よりも体に近い場所にステップし、
膝で体重を受けるような動作をしてしまっています。
すると骨盤を止めることが出来ず、
結果として上体に力を伝えることが出来なくなってしまいます。
理想的なステップは、膝よりも前にステップをすること。
そしてクッションを股関節に作ることです。
これを行うためには、ハムストリング(もも裏)やお尻などの強さ、
そして柔軟性が必要です。
◆実践編・コンディショニングトレーニング◆
股関節のトレーニングを紹介します。
どちらかの足を前にして、6足分の歩幅で股を開きます。
体を真っすぐに立てるようにして胸を張り、
おへそや骨盤は真っすぐ前を向くようにします。
その場で股関節に体重を感じながら上下に体をバウンドさせます。
5回バウンドしたら反対を向き、5回バウンドさせます。
これを3往復から5往復、連続で行いましょう。
注意すべきポイントは、
膝に体重を乗せないように、
必ず股関節で体重を支えるように使うことです。
参考にしてみてください。