◆今週のLAS理論講座「筋バランス修正」◆
筋肉のバランスとして、
前後、左右、表裏などで、
緊張している筋肉と緩んでいる場合があります。
どちらが問題か?
という質問に対して、
なんとなく緊張している筋肉が悪いようなイメージがあります。
しかし、本当に悪いのは、緩んでいる筋肉なのです。
これは何らかのストレスによって、
筋肉が一時的に筋力を正しく発揮できない状態になっている、
「筋弱化」という現象です。
この筋弱化によって、
正常の筋肉の方に骨などが引っ張られてしまい、
結果として「緊張した筋肉」となってしまうのです。
その原因は様々です。
・精神的ストレス
・外傷や手術などの見えないトラウマ
・栄養の偏り
・内臓の機能低下
・背骨の歪み
などなど、、、
しかし練習や試合前にこれらを解消することは難しいので、
少なくともバランスの取れた状態にするために、
緊張した側の筋肉をストレッチすると一時的に筋弱化は修正されます。
または過緊張が原因で反対側が筋弱化をするというケースもあるので、
緊張側の筋肉のストレッチすることは損はないのです。
しかし一番気をつけたいのが、
筋弱化している側の筋肉をストレッチしてしまうこと。
これは筋弱化をより強めてしまうため、
コンディショニングとしては逆効果になってしまいます。
それでは代表的な筋肉として、
ハムストリングと広背筋のバランス修正のためのストレッチを、
動画で解説させていただきます。
<ハムストリングのバランス修正>
<広背筋のバランス修正>