◆「野球肩のコンディショニング」◆
野球肩になる特徴として、背骨の動きが関係しています。
その背骨をコントロールしているのが骨盤、
そして骨盤をコントロールしているのがハムストリング(もも裏)などの、
股関節周辺の筋肉です。
今回はその中でも特に重要なハムストリングのコンディショニング。
ハムストリングを緩めることで、骨盤の前傾が取れるようになり、
投球動作の中での肩甲骨の動きを確保します。
そしてその後の背骨の動きを改善するコンディショニングを紹介します。
ハムストリングのストレッチを行うときに、
先に膝を伸ばしてしまうと、背中から円くしがちです。
股関節を柔軟にしたいので、
まず先に股関節をしっかり曲げてから膝を伸ばしていく方法を取ります。
◆実践編・コンディショニングトレーニング◆
「ハムストリングストレッチ」
<やり方>
・体育座りで膝と足を肩幅より少し広いくらいに開きます
・内側から両足をつかみます
・足を引っ張るようにして体を前に倒し、膝の中に入れます
・体が起き上がらないように維持しながら膝を伸ばしていきます
息しながら10秒キープ。
これを5回程繰り返しましょう。
骨盤を前に倒す動きが改善され、背骨が反りやすくなります。
すると肩甲骨が柔軟に動き、肩の負担を回避することが出来ます。
そのあと背骨のコンディショニングをすると全く違います。
「背骨のリセッティング」
<やり方>
・イスに座り、首の後ろで手を組みます
・まずは左右に背骨を捻ります
・前後に背骨を円めたり反ったりします
・ミックスして、斜めに動かし、逆のパターンも行います
背骨が動くと肩甲骨も動かしやすくなり、野球肩の予防改善に役立ちます。
どうぞ試してみて下さい。