【下部僧帽筋で楽に肘を上げる】

◆「下部僧帽筋で楽に肘を上げる」◆

肘の上げ方はどうですか?

という質問を多く受けます。
基本的にはそれほど重要視していません。
肘は体から生まれる遠心力によって勝手に動かされるものだからです。

しかし下の動きが良くて、正しい向きに遠心力が働いたとしても、
肩甲骨などの動きに制限があれば、もちろん動かすことは出来ません。

肩甲骨は、ちょうど三角定規のような形をしています。(30度、60度、90度のもの)
そして三角定規の直角の部分が向かい合うようにして左右についています。

肩甲骨は、肘を上げる時にはただ真上にスライドするのではなく、
直角の部分を中心に外側へ回転するのです。

逆に言うと、直角の部分が上がらないように、下に抑えていなければ回りません。
この抑えとなっているのが、下部僧帽筋という筋肉です。

下部僧帽筋は、肩甲骨の内側から背骨の真中から下の方にかけてついています。
ここを意識したトレーニングによって、楽に肩が上がる体を作りましょう。

◆実践編・コンディショニングトレーニング◆

「バンザイ・スクワット」

以前講習会で多用していました、バンザイスクワットです。
スクワットが上手に出来なければ効きませんので、
まずはスクワットを改善して下さい。

土台のトレーニングなど行うと改善しやすくなります。

足を肩幅に開き(平行に)、思いっきり天井に向かって伸びます。
アゴを引きつつ、息を思いっきり吐きながらスクワットの様にしゃがみます。
伸びは強く維持したままふとももが水平になるまでです。

息を吸いながらゆっくり戻します。

しゃがんだところで3秒止め、10回を目安に行いましょう。
効かせるポイントは肩甲骨の内側と背筋です。

終わった後、肩を回して回しやすくなっていれば成功です。

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