◆「最後の力を伝える指力」◆
肩甲骨のトレーニングで解説したように、
重心(お腹などで)作られた力を、
最後指先までロスせずに伝えなければなりません。
その時に、指のフックのような力が必要になります。
どちらかといえば、ボールをリリースする時というのは、
開いた指を自ら握っていくというよりは、
もともと曲がった指が伸ばされる力に対抗し、
引っかけ続けるというような筋力の使い方になります。
この力を鍛えるのが、指で物を引っ張ったりするトレーニングです。
身近なところでは鉄棒などが有効です。
トレーニング例を紹介させていただきます。
◆実践編・コンディショニングトレーニング◆
「指フックのトレーニング」
鉄棒にぶら下がります。
ボールを持つ時の指を引っかける位置と同じように、
第一関節に一番力がかかるように少し手を開きます。
もし可能であれば人差し指と中指の2本指でぶら下がります。
すこしだけ体を上下させるようにバウンドさせましょう。
特に回数制限を設けず、
指が離れるまで行いましょう。
※
投球練習などがある場合は、
全て終了してから行うようにしてください。