第一号【LAS理論の成り立ち】

◆「LAS理論の成り立ち」◆

LASとは、「Long Arm Spin」の略称です。
長い半径で円を回旋させるということですね。

物理学を基に考えていますが、
リリースの時にボール(指先)が円運動をしていますが、
この円の中心をどこまでボールから遠い位置に出来るかということです。

例えば手首や肘を中心に円を回すと、
とても小さな半径になります。

円運動の方程式を考えると、
円の半径が長い方が末端の速度は上がります。

つまり、円の中心を手首などではなく、
ずっとずっと遠くの、
ヘソのこぶし一個下(人間の重心である「丹田」)あたりに置くべきで、
そこを中心に運動させることが球速アップのカギになります。

なぜ重心なのかは追って解説します。
最近までは左股関節(右投手の場合)としていたのですが、
重心の方がよりスピードが出せそうです。

では実践編でどのようなトレーニングをすると重心を中心に使えるのか、
解説させていただきます。

◆実践編・コンディショニングトレーニング◆

「V字腹筋」

仰向けになり、バンザイします。

両足と両手を同時に地面から離し、
丹田(重心)の真上でつま先をタッチします。
身体がVの字になるようなイメージです。

手足だけが動くのではなく、背中もしっかり浮かせながら、
出来るだけ身体全体で動かします。

この時股関節や腹筋を全て同時に使っていますね。
これが重心を中心とした動作のときに使う主な筋肉です。

この動作を連続で行っていき、
最初は10回くらい。
慣れてきたら限界まで行う。
そして日々(2日に1回くらい)限界に挑戦していきます。

お腹への意識は忘れないようにしましょう。

丹田中心の動きをマスターして、
LAS投球動作に近づけて効率的にボールを加速させましょう!

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