コラム

コントロールを良くする「ボールスクワット」

コントロールを乱す原因の一つが「ステップ足のぐらつき」です。
片足で着地した状態でぐらぐら・・・
この上で投げてもコントロールがつかないのは想像できますね。

これを改善する方法として、「ボールスクワット」を紹介します。

テニスボール、子供用のビニールボール、ソフトジムボールなどを使います。

まずはそのボールをつぶしていくイメージです。
ボールの上は非常に不安定なので、片足のみを乗せて、
徐々に体重をかけていきましょう。

その後片足体重(9:1くらいの割合)で、
スクワットを行います。

股関節の筋肉を使ってその不安定性をピタッと止める練習です。
これらを繰り返していくことで、
ステップ足のぐらつきを止めることが出来るようになります。

動画でやり方を詳しく紹介しますので、
こちらをご覧ください!

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「腹筋のやりっぱなしに注意」

今回はコンディショニングの観点から。

股関節を曲げ、背骨を立てる筋肉である「腸腰筋」
この腸腰筋がうまく働かなければあらゆる野球動作が上手くいきません。
また、股関節を痛める原因の多くも腹筋のやりっぱなしです。

骨盤の回転などにも使われているため、
走、投、打すべての動作の中で重要な筋肉です。

この腸腰筋は、腹筋と反対の動きをしています。
腹筋は骨盤や背骨が反った状態から、丸めるときに使います。

この反対の動きをする筋肉を、
同時に使うことで初めて大きなパワーを得られます。

同時に使いたいところが、アンバランスになってしまうこと。
これがパワーを発揮しにくくなる原因となります。

どんな動きになるのかは文章で伝えにくいので、
動画で解説させていただきます。

問題は「腹筋のやりっぱなし」です。
腹筋をやったら必ずスクワットなどで腸腰筋を刺激して、
バランスを整えた状態で終わらせなければなりません。

股関節を痛める選手の多くが腹筋をやりっぱなしにしています。

実験を交えて解説しますので、是非ご覧ください。

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「肩甲骨の動きを改善する『胸鎖関節アプローチ』」

肩甲骨の動きを良くする方法を教えて下さい!
と聞かれることが多いのですが、
これは本当にいろんなアプローチが考えられます。

背骨が固くなって動かなければ、
もちろんその上にある肩甲骨は動きませんし、
さらには骨盤も同じように影響します。

今回は、肩甲骨と身体を繋げている「胸鎖関節」にアプローチします。

肩甲骨というのは、鎖骨を通じて胸の真ん中についています。
つまり鎖骨の動きが悪くなると、肩甲骨が鈍くなるのです。

今回の動画では3つのアプローチで、
胸鎖関節を動かしていきます。

・呼吸と連動して皮膚を内外に引っ張る
・鎖骨をつかんで揺らす
・鎖骨の動きをサポートして肩甲骨を回す

全て動画で解説していますので、
是非ご覧ください!

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「バッティングの骨盤と背骨のトルク」

下半身の使い方ということで、
特に足の上げ方やタイミングの取り方ではなく、
打ちに行く時の骨盤の向きという、
力の入れ方の根本的な部分を解説します。

キーワードはトルク(捻じれの力)です。
バットはかなり重たい道具で、
これを加速させる中で背骨には強いトルクがかかります。

それに対抗するトルクを生まなければ、
強い力をバットに加えることが出来ません。

強いトルクを与える道具として代表的なのが、
L字型の「レンチ」と呼ばれるネジまわしの工具。

背骨にトルクを与えるためにも、
L字を背骨の下に作ることが大切です。

これがピッチングでもおなじみの「くの字」
つまりスクワット姿勢が基本となるわけです。

少しお尻を後ろに引いた状態で、
背骨のラインは真っすぐに、前傾させる。

動画で詳しく解説していますので、
こちらをご覧ください。

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シュートの投げ方、握り、リリースのイメージと使い方

【解説動画】

【シュートの使い方】

シュート=肘を壊すなどのイメージが強いのですが、投げ方によってはほとんどストレートと同じ負担で投げることが出来ます。ナチュラルにストレートを投げてシュートする選手もいるので、そのナチュラルなシュートを意識的に投げることが出来れば良いと考えられます。

~球数を減らすボール~

シュートはゲーム中では非常に効果的なボールです。考え方としては「球数を減らすボール」と捉えることが出来ます。大きな変化や鋭い変化球というのは、バットに当てさせない、タイミングを外してバットを振らせない、といったボール。つまり、三振を取る時以外は次にもボールを投げなければなりません。しかし、シュートはその1球で打ち損じをさせ、仕留めることが出来るのです。

ランナーが詰まっていてゲッツーを取りたい時。先発で出来るだけ球数を減らして後半も勝負していきたいゲームなどで、有効的な使い方をすることが出来るボールなので、特に先発型のピッチャーは持ち球として欲しいボールであると考えられます。

【シュートの握り方】

ストレートと比較すると、まずツーシームと呼ばれる握りをすること。そして親指をやや人差し指側にずらすこと。それ以外はほぼストレートと同じ握りをする投手がほとんどです。

【シュートのリリースのイメージ】

ポイントをいくつか挙げますが、このうちどれかを選ぶ程度で良いかと思います。目的はストレートと若干違うボールを投げることですから、バッターが気付かないくらいの変化で十分なのです。


<ストレートのイメージ>

・人差し指で押しこむ
・手首を負けさせる
・リリースの瞬間、グローブ側の肩を開く
・フォロースルーを横に流す

これらの中から自分に合った変化のさせかたを選んで、シュートを物にすることで、投球の幅を大きく広げることが出来ますので、参考にしてみてください。

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体幹トレーニングと運動能力

体幹トレーニングと運動能力

本能的に身体の中で強い筋肉を優先的に使いたがる。
というのが、利用したいもので且つ怖いもの。

子供の頃に何らかの運動で体幹が鍛えられていたら、
何のスポーツをやっても体幹を中心に使い、
それによって自然に体幹が鍛えられていく。
つまりやればやるほど上手くなる。

手足などの末端が強ければ、
やればやるほど末端の筋肉が発達し、
末端に頼った動作が身についてしまう。

どんな技術よりも先に、
体幹の筋肉をある程度使って運動出来るくらいに鍛えてあげてから、
たくさんのスポーツ動作に触れさせることが上達の近道かもしれない。

たとえ大人になったとしても、
体幹のレベルが末端を超えたところで動作は変わるし、
動作が変われば全ての運動が体幹トレーニングになる。

だから優先順位は何よりも体幹を中心とした動きを身につけるための、
トレーニングにあるのではと思います。

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逆スイング、逆投げの重要性

逆スイング、逆投げでケガを防ぎ、パフォーマンスを高める

たくさんの有効性がある中で、コンディショニングの観点からです。
身体は歪みが強まるような刺激が入ると、
それがストレスと感じて一時的に筋力ダウンすることがたくさんあります。

例えば身体を捻る動作。
右投げ右打ち、左投げ左打ちなど、同方向にばかり使っていると、
その方向に身体が歪んでいきます。

その捻りの歪みが大きければ大きいほど、
一時的な筋力ダウンは大きく起こります。

つまり逆の動きのトレーニングもして筋力バランスを整えておかないと、
何球か投げたり打ったりしたときに筋力が一時的にダウンしてしまうため、
パフォーマンスの低下やケガの原因となってしまいます。

捻りの動作のあとに肩の筋力が一時的にダウンすれば、
もちろん肩も痛めますし、それはどの関節にも起こり得ることです。

スイングの後に走りづらさなどを感じる選手は、特に要注意ですね。

必ず歪みが起こらないように、同じ数を逆スイング、
シャドウするように心がけることが大切。
中も後半に力を落とさない工夫として取り入れたいですね。

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野球・スポーツにおけるケガを予防する「内臓マッサージ」

ケガの原因はさまざまですが、内臓のコリや癒着(動きがわるくなる)ことも、大きな影響を与えています。

内臓に指令を出している神経ですが、指令を出すだけでなく、内臓からもフィードバックを受けるため、神経の信号は行きと帰りがあるのです。

つまり、内臓の機能低下があると、すくなくともその周辺の神経に異常を起こします。

心肺 ⇒ 肩周辺
胃 ⇒ 上腕二頭筋など
腸 ⇒ 股関節
すい臓 ⇒ 広背筋
脾臓 ⇒ 僧帽筋(中部・下部)
腎臓 ⇒ 腸腰筋
副腎 ⇒ 縫工筋、薄筋
目 ⇒ 僧帽筋上部
生殖器 ⇒ 殿筋など
肝臓 ⇒ 大胸筋

・・・

このように影響があるといわれています。他にもたくさんあります。トレーニングをがんばっているのに、プロテインの飲みすぎで肝臓を疲れさせてしまい、大胸筋が働きづらくなってしまうということもあるようです。
ケガを何度も繰り返す選手は、内臓的な部分から影響を受けていたり、それが食事や栄養バランスからの影響も考えられるのです。

前提として栄養バランスを整えた上で、内臓の状態を整える方法として、内臓のマッサージをお勧めします。

お腹を指でぐーっと押してみると、ところどころ痛みが強いところがあります。
内臓も筋肉なので、通常筋肉がこっているときと同じような痛みで、これもマッサージによって緩めてあげることが大切。

じわじわと、1回5秒以上かけて押して行きます。徐々に緩んでいくのを感じられると良いかと思います。

真ん中だけでなく、骨盤や肋骨の際なども、ゆっくりゆっくりマッサージします。
終わった後体が軽くなったように感じられたら成功です。

この軽くなった感じというのは、筋肉もしっかり働ける状態になったということでもあります。つまりケガの原因をひとつ減らすことが出来ているのです。

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スライダーの投げ方、握りから手首、リリースの動作

【スライダーの握り方】

左がスライダーの握りで、右はストレートの握り。
これもひとつの例ですが、スライダーは中指を縫い目にかけ、
その反対側の真ん中を親指が支えています。

ストレートの握りから少しだけ親指を小指側にずらして持っても良いかと思います。
とにかく人差し指の側面でボールを切るイメージで握りましょう。

【スライダーのリリースのイメージ】

<ストレートのイメージ>

ん?と思った方がほとんどだと思いますが、腕の振りはほとんど変わりません。
なぜなら、ストレートと同じように内旋の動きの中でスピンをかけるからです。

注目すべきは3枚目のリリースの瞬間の手首だけ。


(左がスライダー、右はストレート)

人差し指の側面でボールを切るため、リリースの時点でスライダーはやや人差し指が上にある。
ストレートは中指でボールを縦に切るため、肩が内旋し、中指がやや上にある状態。

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カーブの投げ方、握りから手首、リリースの動作

【カーブの握り方】

左がカーブの握りで、右はストレートの握り。
一番の違いはボールの右半分を握っているということ。
カーブは人差し指の横をボールが転がるようにして回転がかかるため、
ストレートのようにボールの真ん中を握ってしまうと上手く投げられません。

また、ボールの縫い目に中指を沿わせて握ると、
よりスピンがかかりやすくなります。

【カーブのリリースのイメージ】

<ストレートのイメージ>

カーブのリリースは常に手のひらが自分の方を向いた状態を維持するだけにし、特に手首を途中で捻ったりする必要はない。なぜなら、ボールの回転は手首の回転でかかるのではなく、ボールの上を指が滑ることでかかっているからである。

また、手首の角度が背屈(手の甲側に反ること)すると回転軸が横になってしまい、縦にドロンと落ちるようなカーブにならない。手首を軽く掌屈(手のひら側に曲げること)した状態を作っておくとキレイな縦回転がかかる。

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